一般的に、映画と聞くと、多くのスタッフ、キャストを必要とする、大資本の劇映画をイメージされる方が多いでしょう。しかし、一方で、映画はほとんどひとりでつくることも可能です。私達が日常生活でふと見かける、風にゆれる木洩れ日、きらきらと輝く自然な笑顔は、手のひらですくいとるように、ひとりでカメラを回してもとらえることができます。
身近な心魅かれる人間や自然の変化にカメラを向け、その映像を編集していると、映画の中の祖父、祖母、友人達が、私達を、私達の生まれる前の昔や、知らない場所へ導き、映画に豊かさと広がりを与えてくれるのです。
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